復活!! 小規模食鳥処理ー許可取得

 今までにんじん舎の食肉加工商品(ウィンナー・つくね・フランク)は、「福島とりや」さんに解体をお願いし、「福相食品」さんに加工をしてもらい生産してきました。「福島とりや」さん「福相食品」さんは、南相馬市小高区にあり、現在は避難指示解除準備区域ですが、原発事故当時は警戒区域の中にありました。小高区の多くの事業所が事業再開ができない中、「福島とりや」さんは廃業、「福相食品」さんは原町区に移転し営業を再開しました。にんじん舎では、小ロットでの食鳥処理(解体)をやってくださる業者さんを必死に探しましたが、なかなか見つかりませんでした。そこで、自前で食鳥処理(解体)を行えるようにしようと、社会福祉施設等災害復旧費等国庫補助金を使わせて頂いて、認定小規模食鳥処理場を整備させていただきました。

 私たち、にんじん舎では、「ひとを活かす、ものを活かす」を理念にして障がいを持つ仲間と養鶏に取り組んでいたことを考えると、卵を産まなくなった鶏を活かす場所を作ることも、必要不可欠なことです。また、みなさまに愛された商品が減ることによって、障がいを持つ仲間の工賃にもひびいてきます。

 また今回、この食鳥処理場をスタートさせたことにより、食肉処理業の許可も取得することができました。これからは、廃鶏肉による食肉加工品だけではなく、会津地鶏ブランドのモモ・ムネ・ササミ等の鶏肉をはじめ、ガラなど鶏の多くを自前で用意し、捨てることなく鶏の多くを活用することができるようになります。

 県内で養鶏に取り組む5ヶ所の事業所や小さな規模で養鶏に取り組む農家さんとも連携を図りながら進めていきたいと思っています。

 御期待ください!!